タチウオ料理

自分がまだ船長に成り立ての大昔、マダイが釣れなくて、帰りに1時間ほど、カットウ(和製ルアー)で
大きなタチウオが沢山釣れましたが、お客さんは気味悪がって、全部船に置いていってしまいました。
「銀色で気持ち悪い」「奥さんに怒られそう」。でも、今では東京湾の季節の釣り物になってしまいました。
今年もタチウオの季節到来。夏は水深も浅いので、ライトタックルで狙うと、引き味も格別。
しっかり、氷を効かせて、美味しいタチウオ料理を作りましょう。塩焼きは皆さんご存知なので、
他の食べ方をちょっとご紹介します。

下作り

1.まず、タチウオを5〜7cmの適当な大きさにきります。
2.続いて銀箔を丁寧に削いで下さい。次に背鰭をV字に切り込み、取って下さい。
3.腹側もV字に切り取ります。
4.背鰭側と腹側を取り除くと、こんな感じになります。同時に内臓も取り除いて下さい。










サシミ

初めて、タチウオを見た時、これって食べられるのかなって思いました。
獰猛な顔、サーベルのような姿、鋭い歯・・・・・。絶対旨くないと思いましたが
旨い!!!。「顔で判断しないで・・・・・」とタチウオに怒こられそうです。
では下作りしたタチウオの皮を削いで下さい。あとは三枚におろして細作りにします。
あとは、わさびを効かせたり、ポン酢で食べてみて下さい。
また下作りした状態で、さっと両面を炙り、すぐに氷水に付けて、そのままお刺身に。
これも捨て難いですね。

唐揚げ

5〜7cmに切っていくと、段々と細くなってしまい、これはダメかなと思います。でも、捨てないで、片栗粉を付けて、
ジックリ唐揚げにしたり、二度揚げにしたりすると、中骨も心配無く、食べられます。また、サシミを作って
残ってしまった中骨も同様に唐揚げにすると、ビールのつまみに最高。

味噌漬け

三喜丸で定番の味噌漬け。この頃、取り敢えずなんでも味噌漬けにしてしまう・・・・・。
またまたタチウオでも。

〜材料〜
 タチウオ 1本分
 味噌(赤味噌、白味噌、ミツクスでも)200g
 昆布ダシ 50cc(大さじ 3ハイ)
 味醂    50cc(大さじ 3ハイ)
 塩 少々
 お好みで昆布ダシを同量の酒にしてもOKです。また、ちょっと黒砂糖を入れてもOK。
1. タチウオは塩を軽く振って10-20分程度置く。
2. 味噌ダレを良く混ぜ合わせます。
3. 塩をふった、タチウオの水分をキッチンペーパーでよく拭き取って下さい。
4. 2の味噌ダレに、2〜3日間漬け込みます。
5. 焦げ易いので、火加減に気をつけて焼いて下さい。「旨い〜」